私はやりたいことがなくて、収入も激減して、やる気もなくて、落ち込んでいた時期がありました。
今となってはやりたいことはたくさんありますし、ある程度の余裕もできたので、なんともありませんが、当時は結構悩んでいました。
「ついに30歳になってしまった」
「何をやっているんだろう」
「本当にこのままで良いのか」
そんなことを考えていました。
もし同じような方がいるなら、私の経験や考え方が参考になればと思って、今回の記事を書くことにしました。
それではどうぞ。
給料で仕事を選ぶ必要はない
一般企業の仕事というのは、やりたくないこともやらなくてはいけないということが多いです。
福利厚生が十分にあり、非常にありがたい部分もあるのですが。
どんな企業でも個性があるので、中立的な判断の邪魔になるような面もあります。
私は大学のときに何も考えないで生きてきて、大学院も行かずに就職しました。
しかし、大学のときから自分で少しでも収入を得ることができるようになっていれば、選択肢は広がっていたと思っています。
途中からネットオークションやアフィリエイトなど、メインの仕事以外でも収入を得ることができるようになったので、今となっては余裕もできましたが、当時は本当に大変でした。
年収がいくらとかで仕事の価値を決める人もいると思います。
私も新入社員として最初に就職したソフト開発会社は給料自体は良い方だったと思います。
資格も取得させてもらい、勉強しながら給料をもらっていたので待遇も良かったと思っています。
すぐに辞めてしまったので、会社には申し訳なかったですけど。
何事もやってみなければ本質は理解できないと思うので、興味のある仕事はとにかくやってみることだと思います。
自分の中で経験を蓄積していくと本当にやりたいことにつながっていくと思っています。
やりたくないこともやらなければいけないときもあるかと思いますが、要はバランスなのです。
いくら給料が良くても身体を壊してしまっては全てが水泡と化します。
一番怖いのは給料が良いのが当たり前だと感じるようになり、収入が下がったときに生活レベルを落とせないパターンです。
給料が良くても、拘束時間が長く、学ぶことが少ないようであれば別に転職しても良いと思います。
メインの仕事以外で少しでも収入を得ることができるようになれば、金銭的にも精神的にも余裕が生まれてきます。
一つのことだけ極めなくても別に良い
昔のイメージだと、企業に就職して一つのことを極めるという人が多かったような気がします。
給料が良くて、福利厚生がしっかりしている企業に就職して、年功序列で給料が上がっていき、引退したら年金もらって生活する。
私の父親も40代後半くらいまでは、この典型的なパターンでした。
しかし、途中で転職をして、給料が激減し、自分のスキルを活かせずにやりたくない仕事を家族のために続けてくれていました。
今では本当に感謝をしています。
ただ本人にとっては物凄いストレスだったと思います。
私は一つのことだけ極めて生きていくよりは色々なことを経験した方が楽しいと思っています。
もちろん、全て本気でやります。
私も最初は開発側の視点でしたが、途中で販売の経験もして、色々な価値観を理解できるようになったことは良かったことだと思っています。
今は昔と違って、個人でも色々なことができるようになりました。
まずはお金がかからないことやリスクの少ないことから始めて、成功パターンを自分の中で蓄積していけば、自信につながっていくと思います。
今やっていることが自分にとってあまり意味のないことだとか虚しいと感じている方もいるかと思います。
しかし、そのやっていることが意味がないか虚しいかは、自分次第だと思います。
やりたいことが見つかったときに意味がないとか虚しいとか考えていることが役立つときがくるかもしれません。
広い視野で考えることができるようになれば、余裕も生まれてくるかと思います。
最短経路ばかり探してはいけない
私は最短経路ばかりを探すべきではないと思っています。
もちろん、実現したいことがあるなら、やりたくないことまでやる必要はないと思います。
しかし、最短経路ばかりを模索するようなクセがついてしまうと、薄っぺらい知識でしか話せない人間になってしまいます。
インターネットが普及し、情報が誰でも簡単に入手できる時代になりました。
世の中のことは実際にやってみないとわからないことがほとんどだと思います。
古典的なことから学べることというのもたくさんあります。
学問に王道なしというのは本当だと思います。
私は学問や遊びに人生の本質があると思っています。
健康管理をおろそかにしてはいけない
基本的なことですが、健康管理をおろそかにしてはいけません。
当たり前ですが、病気をすると収入が激減します。
入院や治療などにかかる費用もバカになりません。
感情のコントロールをしくじったり、大きなストレスを感じるようなると人は病気になりやすいのです。
感情のコントロールをしくじった人が増えると社会にとっても良くありません。
負のスパイラルです。
精神論になるかもしれませんが、何事も楽観的に考えた方が良いです。
たいてい悩んでいることというのは死ぬことに比べれば、大したことではないことがほとんどです。
最後に
いかがでしょうか。
終身雇用とか、この企業に就職すれば安心とか、そんな考えは現代では通用しないと私は思っています。
インターネットの普及とオープンソースという考え方は、私にとっては衝撃でしたし、感謝もしています。
とにかく色々な経験をして、複数の点が線になっていき、自分の中でベースのようなものができてくると自然とやりたいことも見つかるのではないかと思います。
実際、私もやりたいことはたくさんありますが、結構飽きっぽいので、中途半端にとりあえずやってみたということもたくさんあります。
ふらふらしていても良いのです。
とにかく道中を楽しみましょう。