【JavaScript講座】タイピングゲームを作成する No.1

タイピングゲームを作成する

※この記事は「2021年4月1日」に更新しました。

前回は、イベント処理について紹介しました。

イベント処理

【JavaScript講座】イベント処理

2019年10月3日

今回は、実際にタイピングゲームを JavaScript で作成してみます。

私のパソコン好きは、タイピングゲームから始まったと言っても過言ではありません。

当時、片手でタイプしていたような管理人が、無謀にも未経験でソフト開発会社に SE として入社するということになって。

とりあえず、タイピングが遅いのは問題外だろうと思って、タイピングゲームを黙々とやってました。

あまり凝ったものを作る気はありませんが、練習としては良いのではないかと思っています。

ちなみに私は JavaScript をドットインストールで勉強しています。

参考にしているので、興味のある方は一度見てみると良いかと思います。

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ぱそた
SE、Web制作、販売を経験した管理人が解説します。



タイピングゲームを作成する

それでは、タイピングゲームを作成していきます。

今回の記事のポイントは以下の通りです。

  • 表示画面を作成する
  • 入力したキーを取得する
  • 入力したキーが正しいかどうか判定する

他にもタイマー処理があったり、複数の単語を用意してランダムで表示したり、色々やることがありますが、次回以降の記事で紹介していきます。

表示画面を作成する

まずは、表示画面を作成します。

ブラウザは、Chrome(クローム)を使っていきます。

スタイルも設定するので、スタイルシートも用意するようにします。

作成するファイルの階層はこんな感じです。

css
 ┗ style.css
js
 ┗ main.js
index.html

まずは、HTML から。

<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>ぱそたのタイピング道場</title>
  <link rel="stylesheet" href="css/style.css"
</head>
<body>
  <h1>My Typing Game</h1>
  <hr>
  <p id="typingWord">
  タイピングするワード
  </p>
  <hr>
  <p id="info">
  入力文字数:<span id="wordCount">0</span>
  タイプミス:<span id="typeMiss">0</span>
  </p>
  <script src="js/main.js"></script>
</body>
</html>

続いて、スタイルシートです。

body {
  font-size: 100%;
  font-family: 'Courier New', monospace;
  text-align: center;
  margin-top: 20px;
}

#typingWord {
  font-size: 2em;
}
タイピングゲーム

JavaScript のコードを書きながら、少しずつ変更していきます。

magic the gathering の部分にタイプするワードを配置する予定です(JavaScript で配置しています)。

入力したキーを取得する

それでは、メインである JavaScript のコードを書いていきます。

まずは、入力したキーを取得してみます。

window.addEventListener('keydown', e => {
  console.log(e.key);
});

keydown は、任意のキーが押されたときに発動するイベントです。

キーを入力するたびにコンソールに入力したキーが表示されていることがわかるかと思います。

結果は以下の通りです。

タイピングゲームを作成する

F12 で開発者ツールを出して、ホームポジションのキーを左から順番に押して、確認しています。

入力したキーが正しいかどうか判定する

次に、入力したキーが正しいかどうか判定するコードを書いていきます。

先程の JavaScript のコードに書き加えていきます。

const word = 'magic the gathering'
let loc = 0;

const typingWord = document.getElementById('typingWord');
typingWord.textContent = word;

window.addEventListener('keydown', e => {
  console.log(e.key);
  if (e.key === word[loc]){
    console.log('good!');
    loc++;
  } else {
    console.log('bad!');
  }
});

word にタイプする文字列を代入しています。

動的に JavaScript から単語を代入していく準備をしています。

loc という変数は、タイプするの文字の位置を保管するためのものです。

入力したキーとタイプするキーを比較して同じなら、コンソールに good! を表示しています。

そして、loc に 1 加算して、次の文字へ進みます。

入力したキーとタイプするキーが同じでなければ、コンソールに bad! を表示しています。

最後に

いかがでしょうか。

次回もタイピングゲームについてです。

タイピングゲームを作成する

【JavaScript講座】タイピングゲームを作成する No.2

2019年10月7日

完成させるまでなんだかんだで長くなりそうですが、コツコツやっていきます。