今回の記事はネットワークに関するトラブル解決について紹介します。
インターネットがつながらないなど、ネットワークのトラブルを経験した人はパソコンを使ってきたことのある人なら多いかと思います。
こんなとき、どういう手順で解決したほうが良いのか。
解説していきます。
セオリーに従って問題箇所を限定する
ネットワークのトラブルはやみくもに手を付けても解決に時間がかかります。
セオリーに従って、トラブル箇所を限定するのが重要です。
まずはパソコンを再起動しましょう
一番基本なんですが。
パソコンは賢いので再起動すると何事もなかったようにトラブル解決できる場合も結構あります。
ただ Windows 10 は、簡易なシャットダウンと完全なシャットダウンがあります。
完全なシャットダウンを行いましょう。
詳しくは下記記事が参考になります。
モデムやルーターを再起動する
モデムやルーターも再起動してみましょう。
電源コードを抜き差しすると良いでしょう。
パソコンの画面から読み解く
右下のイーサネットアイコン(有線)や Wi-Fi アイコン(無線)。
例えば、無線の場合、右下の Wi-Fi アイコンに赤バツがあったり。
右下の Wi-Fi アイコンをクリックしたときに接続済みの表示がないとおかしいです。
無線の場合は一度切断して再度接続をクリックしてみましょう。
ipconfig を使う(コマンドプロンプト)
上級テクニックかもしれませんが。
コマンドプロンプトを使うと色々な情報がわかります。
ipconfig というコマンドを使えば、自分のパソコンが正常なIPアドレスが割り当てられているのかがわかります。
最近のパソコンの場合(家庭で使っているもの)、特別な設定をしていなければ DHCP と言って、IPアドレスが自動で割り当てられる設定になっています。
DHCPで自動で割り当てられる設定の場合。
192.168.×.×
といった形で割り当てられます。
ここで例えば。
169.254.150.84
など、特殊なアドレスが割り当てられている場合は正常ではありません。
ケーブルの接続も確認(有線)
有線の場合ですが。
単にケーブルが抜けていただけというのも意外と多いです。
きちんと接続されているか確認しましょう。
また、ネットワーク機器であれば、ポートの動作状態を知らせるランプが付いているので。
ケーブルを接続してもランプが付かない場合はケーブルかポートに問題があるということがわかります。
ping で問題箇所を限定する(コマンドプロンプト)
パソコンの設定や物理的な接続に問題がないなら、ルーターなのかあるいは外部のサーバーなのか。
色々考えられますが。
とにかくこういう場合は近くからだんだん遠くへ試すのが定石です。
そこで ping というコマンドを使います(コマンドプロンプト)。
使い方は。
ping 宛先のIPアドレス
というように入力します。
すると、小さなパケット(データ)を宛先に送り、正常に通信が生きていれば返事をしてくれるというもの。
まずは、ルーターに ping を使いましょう。
ルーターの IPアドレスは、ipconfig を使ったときの デフォルトゲートウェイ の欄でたいてい確認できます。
もしこの段階で ping の応答がなければ、ルーターとパソコンの間に問題があるということがわかります。
応答がある場合は、もっと先の可能性が高いです。
次は外部の IPアドレスに ping を使います。
ざっくりですが、こんな感じで問題箇所を特定していきます。
最後に
いかがでしょうか。
余談になりますが。
ループバックアドレス(自分自身を表すアドレス)というものがあり。
ping 127.0.0.1
とコマンドプロンプトで実行すると。
ソフト的な設定がチェックできます。
どこまで調べるかなんですが。
今回書いた内容はわりと基本的なことなので。
覚えておいて損はないかと思います。