中継器は本当に必要か、確認すべき 3つのこと

モバイル回線

※この記事は「2021年4月15日」に更新しました。

無線LANルーターとのつながりが悪い。

「中継器を導入しよう」

そう考えるのは悪くはないのですが、導入する前に本当に必要かどうか確認するべきことがあります。

ぱそた
SE、Web制作、販売を経験した管理人が解説します。

中継器が本当に必要か、確認すべき 3つのこと

中継器が本当に必要か、確認すべきことは、以下の通りです。

  • 近くで快適に繋がるというのが大前提
  • 親機(無線LANルーター)を何年くらい使っているか
  • 回線のスピード(実測値)がどうか

順番に解説していきます。

近くで快適に繋がるというのが大前提

中継器は電波を拡げるものではあっても、強めるものではないということを理解しておきましょう。

つまり、設置場所の電波が安定しているのが大前提ということです。

親機(無線LANルーター)を何年くらい使っているか

先程の説明でわかることなんですが、電波を拡げるということは、親機の性能に左右されるわけです。

もし、5年以上使っていて 5,000円以下のモデルを買っているのであれば、親機を買い替えてから考えるのも一つの手です。

ただし、価格が安いものは内蔵アンテナ数が少なかったり、快適に接続できるための機能がなかったりします。

せっかく買い替えるなら、そこそこ良いものを買いましょう。

もしかしたら、接続がよくなるかもしれません。




回線のスピード(実測値)がどうか

マンションなどで、安い料金で固定回線を契約できるという場合に多いパターンです。

そもそも、回線のスピード(実測値)が遅いと中継器で改善させるのは難しいです。

まあ、これは親機(無線LANルーター)を変えても同様です。

有線と無線だと有線の方がスピードは速いです。

無線になると速度はどうしても落ちます。

当サイトでも、以前話をしたのですが、パケット通信はルーターがあれば、複数台接続できます。

1つの回線で複数台接続すれば、速度は落ちます。

この場合は、接続台数を減らすしかありません。

あとは、先程のマンションの例でいうと、VDSL方式 と言って、共用スペースまでは光回線が来ているが各部屋までは電話回線のケーブルでシェアしている場合があります。

この場合は、光回線の契約でも100Mbpsも出ません(100Mbpsが実測値で出れば超優秀です)。

ぱそた
光回線全てが1000Mbps(理論値)というわけではありません。

実測値はもっと落ちます。

この記事が参考になるかと思います。

ハイスピード

ネットの速度を測定しよう、自宅の回線は速いのか?

2018年7月23日

ただし、マンション全てが VDSL方式 ではありません。

光配線方式で、各部屋まで光回線が来ている場合もあります。

あとは、オンラインゲームをやっている人も注意が必要です。

基本的にオンラインゲームは無線接続が難しかったり、回線速度を要求されるものが多いです(上りのスピードも)。



最後に

いかがでしょうか。

なんか、こういう記事を書くと、あまり中継器に対して、前向きな意見ではないような気もします。

ネットワークというのは、シンプルな方が良いのです。

そうは言っても、親機から遠くの部屋だけ繋がらないという場合であれば、試す価値はあります。

中継器は、比較的安価に導入することができるものです。

そういう意味では、おすすめです。

価格も、この程度であります。

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(VDSL方式などで)回線速度があまりにも遅いという場合は WiMAX(ワイマックス)などの工事不要の回線も検討してみても良いかと思います。

特に WiMAX(ワイマックス)は、外でも使うという別の使い道もあります。

私も何度か使ったことがあるのですが、モバイル回線の中ではイチオシです。