※この記事は「2021年5月1日」に更新しました。
前回は、oldメソッドやエラーメッセージの日本語化をして、フォームを改良しました。
今回は、SQLite のインストールについてです。
MVC の中で、View(ビュー)と Controller(コントローラ)を今まで紹介してきました。
今回から Model(モデル)、つまり、データベースを処理するところに注目していきます。
なぜ、SQLite をインストールするのか?
データベースは、MySQL、PostgeSQL、SQLite など色々あります。
今回 SQLite を選んだ理由は、クライアントサーバー型でなく、ファイル型として利用できるからです。
非常にシンプルかつ軽量なデータベースなので、設定も楽です。
ちょっと試したいという場合におすすめです。
SQLite をインストール
SQLite のインストールは簡単です。
ちなみに Macユーザーは、特にインストールの必要がないみたいです。
私は、Windowsユーザーなので、インストールします。
まずは、公式サイトへアクセスします。
SQLite 公式サイト
https://www.sqlite.org/index.html
Download をクリックして、Precompiled Binaries for Windows という箇所を探しましょう。
私のように 64bit を使っているのであれば、sqlite-dll-win64-x64-〇〇〇.zip(〇〇〇は数字)をダウンロードします。
あと、コマンドからも使えるようにしたいのでもう一つダウンロードしておきましょう。
同じく Precompiled Binaries for Windows にあります。
sqlite-tools-win32-x86-〇〇〇.zip(〇〇〇は数字)もダウンロードしましょう。
どちらも解凍して、とりあえず sqlite3.exe と sqlite3.dll を適当なフォルダに入れて、環境変数(Path)を設定しておきましょう。
Windows 10 は、コントロールパネルからの環境変数(Path)の設定がわかりやすくなっているので、そちらから行うと良いかと思います。
Windowsキー + Pause もしくは Break から システムの詳細設定 をクリックします。
環境変数というボタンがあるのでクリックします。
Path という変数を探して、編集をクリックして、環境変数名の編集画面から新規をクリックすると簡単に追加できます。
例えば、下記フォルダにファイルを配置した場合。
C:\sqlite
これを、そのまま環境変数(Path)として設定するだけです。
これで SQLite が使えるようになったはずです。
SQLite を使ってみる
SQLite が使えるかどうか、試してみましょう。
今回は Laravel で使うことを想定しているので、コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行します(私と同じように設定していた場合)。
cd C:\xampp\htdocs\laravel\database
これで Laravel の databaseフォルダへ移動したので、ここにデータベースファイルを作成します。
以下のコマンドを実行します。
sqlite3 database.sqlite
するとデータベースに接続された状態になって sqlite> というプロンプトが表示されている状態になっているかと思います。
ファイルが作成されることを試したいので適当なテーブルを作りましょう。
create table user(id, name);
データベースの接続を終了するには下記コマンドを実行します。
.exit
エクスプローラで実際にファイルが作成されているか確認してみましょう。
指定したファイルが作成されていることがわかります。
最後に
いかがでしょうか。
SQLite はシンプルかつ動作も軽いです。
中小規模の開発で活用されており、今回のように手軽に試すという意味ではおすすめです。
Laravel では、この SQLite を使って、学習していこうと思います。
次回は、Laravel で SQLite を使えるように設定していきます。