【JavaScript講座】イベント処理

イベント処理

※この記事は「2021年5月26日」に更新しました。

前回は、フォーム部品の操作について紹介しました。

フォーム部品を操作する

【JavaScript講座】フォーム部品を操作する

2019年9月30日

今回は、イベント処理について。

JavaScript らしい、インタラクティブな仕組みをつくることができます。

ぱそた
SE、Web制作、販売を経験した管理人が解説します。



イベントリスナーを使う

JavaScript には、addEventListener というメソッドが用意されています。

これは、様々なイベント処理を実行することができるメソッドです。

  • Webページが読み込まれたかどうか
  • マウスでクリックされたかどうか
  • キーボードから入力されたかどうか

上記のようなものをイベント(他にもたくさんあります)として、監視しながら、特定の処理を行うわけです。

addEventListenerメソッドの基本的な書き方は以下の通りです。

対象要素.addEventListener(イベントの種類, 関数など, オプション)

第1引数にイベントの種類を指定します。

第2引数はイベントが発生したときに実行する関数などを指定します。

第3引数はオプションでキャプチャリングフェーズかバブリングフェーズのどちらで実行するか指定できます(省略可能)。

初期値は false でバブリングフェーズで実行されます。

DOM というツリー構造でキャプチャリングフェーズはルート要素から発生要素を探していきます。

それに対し、バブリングフェーズは、下位要素から上位要素(ルート)まで遡っていきます。

ちなみに、バブリングフェーズは水の泡が下から上へいくのをイメージして覚えておきましょう。

とにかくサンプルコードを書いていきます。

まずは、HTML からです。

<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>JavaScript サンプル</title>
</head>
<body>
  <button>クリックして下さい!</button>
  <script src="js/sample.js"></script>
</body>
</html>

続いて、JavaScript です。

const button = document.querySelector('button');

button.addEventListener('click', () => {
    console.log('クリックされました!')
});

関数部分はせっかくなので、アロー関数を使います。

結果は、以下の通りです。

イベント処理

このスクリーンショットは、クリックした後にキャプチャーしたものです。

クリックすると、コンソールに指定したテキストが表示されていることがわかります。

イベントの種類

ここでイベントの種類をざっくり紹介します。

click
クリックされた時
submit
サブミットボタンが押された時
reset
リセットボタンが押された時
keydown
任意のキーが押された時
load
ページの読み込みが完了した時

他にもたくさんあります。

詳しく知りたい方は、MDN で調べると良いかと思います。

最後に

いかがでしょうか。

ここまで学習すると何か簡単なゲームのようなものもつくれるような気がします。

何をつくるか検討中ですが、JavaScript に慣れていきたいと思います。