Python(パイソン)講座、第5回目です。
前回はリスト型について学習しました。
今回学習する辞書型もリスト型同様に多くの値を扱うものになります。
辞書型とは
複数の値を並べるという点はリスト型と同じです。
ただし、リスト型のインデックスは整数型で決まっています。
しかし、辞書型のインデックスは様々なデータ型を使うことができます。
辞書型のインデックスはキーといいます。
そして、キーと対応する値の組のことをキー・バリュー・ペアといいます。
辞書型の定義は下記のように行います。
price = {'fc': 25000, 'sfc': 14800, 'ps': 39800}
例えば、ps の価格を変更してみましょう。
price['ps'] = 29800
そして実際変更されているか確認してみましょう。
print(price)
すると下記のような実行結果が得られるかと思います。
{'fc': 25000, 'sfc': 14800, 'ps': 29800}
今回はキーを文字列で指定していますが、リストと同様に整数値を指定することも可能です。
keysメソッド
既存の辞書のキーのリストを取り出すには、keysメソッドを使います。
price = {'fc': 25000, 'sfc': 14800, 'ps': 39800} print(price.keys())
このようにすると実行結果は下記の通りになります。
dict_keys(['fc', 'sfc', 'ps'])
valuesメソッド
既存の辞書の値のリストを取り出すには、valuesメソッドを使います。
price = {'fc': 25000, 'sfc': 14800, 'ps': 39800} print(price.values())
もう予想できるかと思いますが、実行結果は下記の通りになります。
dict_values([25000, 14800, 39800])
itemsメソッド
既存の辞書のキー・バリュー・ペアのリストを取り出すには、itemsメソッドを使います。
今度は、for文と組み合わせて使ってみましょう。
price = {'fc': 25000, 'sfc': 14800, 'ps': 39800} for i in price.items(): print(i)
このように書くと実行結果は下記のようになります。
('fc', 25000) ('sfc', 14800) ('ps', 39800)
keysメソッド、valuesメソッドでも同じような書き方が可能です。
最後に
いかがでしょうか。
辞書型は連想配列に似ていますよね。
ただ、オブジェクト指向的な使い方をするので、他の言語でやった人でも感覚が異なるかもしれません。
リスト型も異なる型が混在できたりするので、配列に似ているようで違う点もあります。