Python(パイソン)講座、第2回目です。
前回は変数と入出力について学習しました。
今回は制御構造です。
それでは見ていきましょう。
if文
最もよく使われる制御構造です。
日本語で言えば、もし条件式が真ならば、ブロック内の処理を実行せよということです。
if 条件式: 条件式が真のときに実行される処理
ポイントはコロンで終わり、次にコードのブロックが続くというところです。
else文
先程の if文 条件式が真のときと偽のときで処理を分けたいときは else文 を使います。
if 条件式: 条件式が真のときに実行される処理 else 条件式が偽のときに実行される処理
elif文
多数の条件式から実行される処理を分けたいときに使えます。
if 条件式 1 : 条件式 1 が真のときに実行される処理 elif 条件式 2 : 条件式 2 が真のときに実行される処理 else 条件式 1、条件式 2 が偽のときに実行される処理
while文
条件式が満たす限り、コードのブロックを何度も実行します。
while 条件式: 条件式が真のときに実行される処理
注意点は、while文 を抜け出すための処理を忘れないことです。
抜けることができない無限ループは問題です。
試しに while文 を使って、適当なプログラムを書いてみましょう。
cnt = 0 while cnt < 10: cnt = cnt + 1 print('こんにちは、' + str(cnt) + '回目のあいさつですね。') print(str(cnt) + '回あいさつしました。')
このプログラムを実行すると以下のようになります。
こんにちは、1回目のあいさつですね。 こんにちは、2回目のあいさつですね。 こんにちは、3回目のあいさつですね。 こんにちは、4回目のあいさつですね。 こんにちは、5回目のあいさつですね。 こんにちは、6回目のあいさつですね。 こんにちは、7回目のあいさつですね。 こんにちは、8回目のあいさつですね。 こんにちは、9回目のあいさつですね。 こんにちは、10回目のあいさつですね。 10回あいさつしました。
cnt の初期値が 0 でそれから 1 ずつ加算されていき、10 になった段階で While文 から抜ける処理です。
for文
一定回数だけ実行する場合、for文が便利です。
for 変数 in データの集合: 実行される処理
range関数
どうやら Python は、for文 を使うときに range関数 を使うみたいです。
renge(最初の値【省略可】, 最後の値, 増分【省略可】)
先程のデータの集合部分に range関数 を使ってやると簡単に書くことができます。
実際にプログラムを書いていきましょう。
for i in range(10): print(i)
このプログラムを実行すると以下のようになります。
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
最初の値と増分を省略すると、最初の値は 0、増分は 1 として実行されます。
最後に
いかがでしょうか。
他のプログラミング言語を習得した方には退屈だったかもしれませんが、コツコツとやっていきましょう。
次回は関数を予定しています。
複数の処理をまとめて名前をつけることができます。