Python(パイソン)講座、第7回目です。
前回は文字列について紹介しました。
今回は文字列操作についてです。
続編です。
それでは見ていきましょう。
文字列メソッド
文字列メソッド(関数)を使えば、文字列を解析したり、変換したりできます。
upperメソッドとlowerメソッド
upperメソッドは、すべての英文字を大文字に変換するメソッドです。
lowerメソッドは、すべての英文字を小文字に変換するメソッドです。
実際に使ってみます。
str='Hello World!' # 大文字に変換 str_upper=str.upper() print(str_upper) # 小文字に変換 str_lower=str.lower() print(str_lower)
この場合、実行結果は以下の通りになります。
HELLO WORLD! hello world!
isupperメソッド、islowerメソッドなど
isupperメソッドは、1文字以上のすべての英文字が大文字であれば True を返し、そうでなければ False を返します。
islowerメソッドは、1文字以上のすべての英文字が小文字であれば True を返し、そうでなければ False を返します。
is で始まる、文字列操作のメソッドは他にもありますが、同じように文字列の種類を識別して、ブーリアン型の値を返します。
joinメソッド
joinメソッドは、文字列のリストを一つの文字列として連結するときに便利です。
print('/'.join(['TOPページ','サービス','よくある質問','お問い合わせ']))
この場合、実行結果は以下の通りになります。
TOPページ/サービス/よくある質問/お問い合わせ
joinメソッドを呼び出す文字列がリストの間に挿入されるわけです。
splitメソッド
splitメソッドは、joinメソッドと逆のことをします。
つまり、文字列を分割して、文字列のリストを返します。
実際に使ってみます。
str='World Wide Web' # デフォルトだとスペースなどで区切られる print(str.split()) # 区切り文字を渡すこともできる print(str.split(W))
この場合、実行結果は以下の通りになります。
['World', 'Wide', 'Web'] ['', 'orld ', 'ide ', 'eb']
最後に
いかがでしょうか。
ここで紹介したものは本当に基本的なものだけです。
文字列で使えるメソッドはまだたくさんあります。
Python めちゃくちゃ便利ですね。
コツコツやっていきます。