Python(パイソン)講座、第1回目です。
以前紹介した IDLE を使って、学習していきます。
今回は変数と入出力について紹介します。
変数について
変数は値を格納する箱のようなものです。
Python の場合、変数に値を代入するときの書き方は以下のようになります。
number = 1 character = '文字列'
=(イコール)という演算子を使って、変数に値を代入しています。
データ型
変数にはデータ型というものがあります。
- 整数型(int)
- 浮動小数点数型(float)
- 文字列型(str)
すべての値はいずれかひとつのデータ型に属することになります。
コメントについて
Python のコメントは下記のように書きます。
# コメント
# から行末までがコメントとして扱われます。
print関数とinput関数
print関数は、文字列を出力する関数です。
print('Hello World!')
input関数は、ユーザーが入力した文字列を取得する関数です。
例えば、入力した文字列を変数を格納するには以下のように書くことができます。
input_value = input('どうぞ入力して下さい:')
こう書くと。
どうぞ入力して下さい:
と表示され、何か入力すると、その入力した値が input_value に格納されます。
str関数とint関数
例えば、変数に整数型を格納して、計算した結果を print関数で文字列と一緒に出力したい。
そんなときは、str関数が使えます。
value = 1 result = value * 60 print(str(value) + '時間は' + str(result) + '分です。')
するとこのように出力されます。
1時間は60分です。
str関数は、整数型を渡すと文字列型を返してくれる関数です。
int関数は、文字列型を渡すと整数型を返してくれる関数です。
こちらは例えば、文字列(数字)を入力させて、入力された値を変換して計算するといったときに使えます。
input_value = input('0~60の整数を半角英数字で入力して下さい:') result = int(input_value) * 24 print('あなたが入力した整数の24倍は' + str(result) + 'です。')
ただし、このプログラムは完全ではありません。
なぜなら、ユーザーが誤って、例えば「あ」などを入力したときのことを想定されていないからです。
したがって、このプログラムの場合は「あ」を入力するとエラーが表示されるわけです。
次回に予定している制御構造を学習すれば、このプログラムを改良することができます。
最後に
いかがでしょうか。
他のプログラミング言語を学習した人は今回の内容だけでも Python がいかにわかりやすいか理解していただけたかと思います。
次回はプログラミングに欠かせない制御構造について紹介していきます。
if文やfor文など基本的なものを中心に紹介していきます。