【JavaScript講座】Dateオブジェクト

Dateオブジェクト

前回は、Mathオブジェクトについて紹介しました。

Mathオブジェクト

【JavaScript講座】Mathオブジェクト

2019年9月1日

今回は、Dateオブジェクトについて。

この Dateオブジェクト も JavaScript があらかじめ用意しているオブジェクトなので、簡単に使うことができます。

それでは見ていきましょう。



Dateオブジェクト

Dateオブジェクトは、日付を扱うための組み込み関数です。

それでは実際に使っていきます。

Dateオブジェクトを生成する

Dateオブジェクトは、new を使って、インスタンスを生成するところから始まります。

const day1 = new Date();

day1 という変数(値の書き換えを禁止したものですが)にインスタンス化されたものが代入されているわけです。

それでは実際に中身を見てみましょう。

console.log(day1);
Dateオブジェクト

インスタンス化されたときの日時が表示されるわけです。

現時点での年を取得する

現時点での年を取得するには、getFullYearメソッドを使います。

const day1 = new Date();

console.log(day1.getFullYear());

結果は以下の通りです。

Dateオブジェクト

現時点での月を取得する

現時点での月を取得するには、getMonthメソッドを使います。

ただし注意点として、1月~12月を 0~11 の整数値で割り当てているため、0 が 1月、1 が 2月 というように 1 ずれた数字が取得されます。

ということは、以下のようにすれば良いということになります。

const day1 = new Date();

console.log(day1.getMonth() + 1);

結果は以下の通りです。

Dateオブジェクト

現時点での日を取得する

現時点での日を取得するには、getDateメソッドを使います。

const day1 = new Date();

console.log(day1.getDate());

結果は以下の通りです。

Dateオブジェクト

現時点での曜日を取得する

現時点での曜日を取得するには、getDayメソッドを使います。

const day1 = new Date();

console.log(day1.getDay());

ただし、数字が表示され、日曜日なら 0、月曜日なら 1 というように 0~6 の数字が割り当てられています。

Dateオブジェクト

今回の場合は、月曜日ということです。

日付の加算・減算

おそらく日付の加算・減算処理は使う機会が多いと思うので紹介します。

こちらも非常に簡単です。

そういえば、小学生のときに日暦算みたいなのがありましたね。

// 本日の日付を取得
const day1 = new Date();

// 本日から90日後の日を設定
day1.setDate( day1.getDate() + 90 );

// 値を確認
console.log(day1);

setDateメソッドで日を設定しています。

getDateメソッドは日付の日を取得しています。

結果は以下の通りです。

Dateオブジェクト

日付の減算も同じようにできます。

// 本日の日付を取得
const day1 = new Date();

// 本日から37日前の日を設定
day1.setDate( day1.getDate() - 37 );

// 値を確認
console.log(day1);

結果は以下の通りです。

Dateオブジェクト

const を使うか let を使うか迷ったのですが、オブジェクトの要素に関しては変更できるみたいなので、とりあえず const を使っています。

最後に

いかがでしょうか。

日時の計算もわりと使いそうなので紹介しました。