※この記事は「2021年6月26日」に更新しました。
前回は、PHP のコーディングルールについて、紹介しました。
今回は、変数宣言と定数について。
変数宣言と定数
変数宣言と定数について。
変数について
PHP に関わらず、プログラミング言語では変数という値を入れておくものを利用します。
データの格納庫のようなものです。
変数名のルール
変数名に使える文字は、以下の通りです。
- アルファベットの大文字と小文字(半角英字)
- 数字(半角数字、ただし先頭には使えない)
- _(アンダーバー)
変数宣言
PHP の変数宣言です。
$price = 100;
上記のコードだと、$price に値が代入された段階で変数の型が決まります(整数)。
例えば、下記のように計算結果を代入することもできます。
$price = 100 + 200;
この場合 $price に代入されている値は 300 となります。
次の例です。
$price = 100 + 200; $price = 'ぱそた';
C言語 だとできませんが、PHP は自動型変換というものを行ってくれます。
$price = 'ぱそた';
これが処理された段階で $price は文字列型になっています。
定義済み変数
変数には、すでに定義されているものがあります。
プログラムに代わって PHP が代入してくれるので、特に初期化を意識しなくても使えます。
後で述べるものもあるかと思いますが、それぞれは複数の値を持つ配列(※)になっています。
※配列についても後の記事で語ります。
以下のようなものがあります。
- $_GET
- $_POST
- $_COOKIE
- $_SESSION
他にもありますが、このようなものがあるということだけ理解しておきましょう。
変数の型
変数の方はたくさんあるのですが、代表的なものだけざっくり紹介します。
- 整数(integer)
- 文字列(string)
- 浮動小数点数(float)
- 論理型(boolean)
使うときに覚えていけば良いと思います。
定数について
定数とは名前の通り、固定され定義された数のことです。
define関数の使い方
定数を定義するには define関数を使います。
define("変数名", 値);
例えば、こんな感じに書きます。
define("TAX", 1.08);
定数を使うメリット
上の例で言えば、例えば税率が10%に変わったとしたら、define関数の部分だけ訂正すれば良いのです。
あともう一つが定数で定義すれば、途中で値を書き換えることができません。
わけのわからない値を入れられる心配がないのです。
最後に
今回は、変数宣言と定数について、書きました。
ポイントは変数や定数といったデータを入れる格納庫のようなものがあること。
あとは PHP は代入される値によって型が色々決まるということですね。
次回は、演算子についてです。
少しずつでも確実に進めていきましょう。