※この記事は「2021年4月20日」に更新しました。
コマンドプロンプト講座です。
前回は、実際に簡単なバックアップ用バッチファイルを作成しました。
今回は、タスクスケジューラの使い方についてです。
この機能は、バッチファイルと相性が良いので紹介させていただきます。
タスクスケジューラとは
タスクスケジューラは、Windows OS に標準で搭載されているアプリケーションです。
決められた時間や一定間隔で、プログラムやスクリプトを実行することができる管理ツールです。
例えば、前回紹介したバックアップのバッチファイルの pauseコマンド を省き、タスクスケジューラと組み合わせれば、定期的にバックアップを取ってくれるというわけです。
このように上手く利用すれば非常に便利なので是非使いこなせるようにしましょう。
タスクスケジューラの使い方
タスクスケジューラの起動方法です。
スタートからアプリのショートカット一覧を見ていき、Windows管理ツールのところにタスクスケジューラがあります。
もしくはコントロールパネルから管理ツールへアクセスしてもショートカットがあるかと思います。
基本タスクの作成
まずは、操作 → 基本タスクの作成 を選択します。
トリガーでは、タスクの実行間隔を指定します。
例えば、毎日を選ぶと初回実行時刻を選ぶことになります。
次に、実行したい操作を選びます。
バッチファイルを動かしたい場合は、プログラムの開始 を選択します。
あとは実行したいバッチファイルを参照して、確認画面が表示されるので内容を確認して完了をクリックします。
作成したタスクを確認する
作成したタスクは タスクスケジューラ ライブラリ で確認できます。
右クリックして、プロパティを選択すると、タスクの設定を変更することもできます。
最後に
いかがでしょうか。
ソフトをインストールしなくても、Windows の標準機能でもできることって結構あるんですよね。
基本的に、パソコンというものは、シンプルに使った方が長持ちします。
ソフトのインストールとアンインストールを繰り返すとどうしても遅くなってしまうものなのです。
バックアップのバッチファイルに関しては、前回作成したものは本当に単純なものです。
もう少し手を加えれば、もっと本格的なバックアップも可能です。
ルーチン作業を上手に自動化して楽していきましょう。
次回は、複数のプログラムを一度に起動する方法を紹介します。
コツコツやっていきましょう。