最近、LaTeX を学ぶことになったので、紹介していきます。
ちなみに LaTeX は元々、複雑な数式を含んだ論文を作成するのに特化してつくられたシステムです。
数学系のブログを発信する場合 MathJax LaTeX を WordPress にインストールすれば、LaTeX の数式コマンドで数式を表現することができます。
ただし LaTeX は数式を含んだ印刷物作成なので、MathJax ですべて実現できるというわけではありません。
実際に使って、練習しながら紹介していきます。
数式を埋め込む方法
数式を埋め込む色々な方法を学習します。
MathJax LaTeX で試しています。
インラインで数式を書く
インラインで数式を挿入することができます。
\( 数式 \)
2次方程式 \(x^2+4x+4 = 0\) の解を求めよ。
この場合は下記のように書きます。
2次方程式 \(x^2+4x+4 = 0\) の解を求めよ。
ちなみに改行をしたい場合は、\\ を挿入します。
\(y = x+1 \\ x = 3\)
この場合は下記のように書きます。
\(y = x+1 \\ x = 3\)
強制的に改行したい場合に使えます。
ブロックで数式を書く
ブロックで数式を挿入する方法です。
\[ 数式 \]
2次方程式の解の公式です。
\[x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}\]
この場合は下記のように書きます。
\[x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}\]
分数であろうがルートであろうが問題なく表現できます。
様々な数学記号
数学記号について紹介します。
三角関数
\(\sin \theta\) \(\cos \theta\) \(\tan \theta\)
この場合は下記のように書きます。
\(\sin \theta\) \(\cos \theta\) \(\tan \theta\)
つまり、インライン要素として \(\sin \theta\) 、\(\cos \theta\)、\(\tan \theta\) を書いています。
順列と組み合わせ
\(_4P_2\) \(_4C_2\)
この場合は下記のように書きます。
\(_4P_2\) \(_4C_2\)
下付き文字を使って表現しました。
対数関数
\(y=\log{_2} x\)
この場合は下記のように書きます。
\(y=\log{_2} x\)
対数関数、懐かしいですね。
ちなみに 2 の部分は底と言います。
微分
\(f'(a)=\displaystyle \lim_{h \to 0}
\frac{\mathstrut f(a+h)-\mathstrut f(a)}{h}\)
この場合は下記のように書きます。
\(f'(a)=\displaystyle \lim_{h \to 0} \frac{\mathstrut f(a+h)-\mathstrut f(a)}{h}\)
微分係数の定義です。
積分
\(\displaystyle \int_a^b f(x) dx\)
この場合は下記のように書きます。
\(\displaystyle \int_a^b f(x) dx\)
最後に
いかがでしょうか。
今回の記事は覚え書きでもあるのですが。
少しずつやっていきます。