【PowerShell講座】変数について

女性

※この記事は「2021年4月11日」に更新しました。

PowerShell(パワーシェル)講座です。

前回は、コマンドレットについて、簡単に紹介しました。

タイピング

【PowerShell講座】コマンドレットについて

2019年2月1日

第2回目は、変数についてです。

環境は、Windows 10(64bit)、PowerShell 6.1.2 です。

ぱそた
SE、Web制作、販売を経験した管理人が解説します。




変数とは

変数は、データを格納する箱のようなものです。

PowerShell の変数は、文字列だけでなく、様々な型で格納できます。

変数の確認

変数の一覧を確認したいときは、Get-Variable を使います。

Get-Variable

自分で変数を定義するときは一覧を確認し、名前が重複しないように注意しましょう。

変数を定義する

PowerShell で変数を定義(および代入)するには下記のようにします。

$変数名=値

変数の値を削除する

変数の値を削除するには、$null を代入します。

$変数名=$null

変数自体を削除する

変数自体を削除するには、Remove-Variable を使います。

Remove-Variable 変数名

PowerShell の変数はオブジェクト

PowerShell の変数は、オブジェクトとして扱われます。

例えば、適当に下記のような変数を定義(および代入)します。

$a=100

そして、次に下記のコマンドを実行します。

$a.GetType()

GetTypeメソッドは、すべてのオブジェクトが持っているものです。

変数の型が Int32(整数型)ということがわかります。

続いて、下記のような変数を定義(および代入)します。

$b="パソコンとタブレットを使いこなせ"

次に、下記のコマンドを実行します。

$b.Length

すると 16 が返ってきます。

Lengthプロパティも問題なく実行できるわけです。

ちなみに、この場合の $b は、文字列型です。

最後に

いかがでしょうか。

ポイントは、変数がオブジェクトとして扱われるというところです。

これが PowerShell の最大の特徴でもあります。

コマンドプロンプトとは、この点が異なります。

次回は、演算子について紹介します。

女性

【PowerShell講座】演算子について

2019年2月4日

比較演算子が C言語 や Java とは異なるので、注意が必要です。