※この記事は「2021年4月11日」に更新しました。
PowerShell(パワーシェル)講座です。
前回は、コマンドレットについて、簡単に紹介しました。
第2回目は、変数についてです。
環境は、Windows 10(64bit)、PowerShell 6.1.2 です。
変数とは
変数は、データを格納する箱のようなものです。
PowerShell の変数は、文字列だけでなく、様々な型で格納できます。
変数の確認
変数の一覧を確認したいときは、Get-Variable を使います。
Get-Variable
自分で変数を定義するときは一覧を確認し、名前が重複しないように注意しましょう。
変数を定義する
PowerShell で変数を定義(および代入)するには下記のようにします。
$変数名=値
変数の値を削除する
変数の値を削除するには、$null を代入します。
$変数名=$null
変数自体を削除する
変数自体を削除するには、Remove-Variable を使います。
Remove-Variable 変数名
PowerShell の変数はオブジェクト
PowerShell の変数は、オブジェクトとして扱われます。
例えば、適当に下記のような変数を定義(および代入)します。
$a=100
そして、次に下記のコマンドを実行します。
$a.GetType()
GetTypeメソッドは、すべてのオブジェクトが持っているものです。
変数の型が Int32(整数型)ということがわかります。
続いて、下記のような変数を定義(および代入)します。
$b="パソコンとタブレットを使いこなせ"
次に、下記のコマンドを実行します。
$b.Length
すると 16 が返ってきます。
Lengthプロパティも問題なく実行できるわけです。
ちなみに、この場合の $b は、文字列型です。
最後に
いかがでしょうか。
ポイントは、変数がオブジェクトとして扱われるというところです。
これが PowerShell の最大の特徴でもあります。
コマンドプロンプトとは、この点が異なります。
次回は、演算子について紹介します。
比較演算子が C言語 や Java とは異なるので、注意が必要です。